狼くんと放課後LOVE(仮)

「アハ…最悪だよね…あたし…全然、大人っぽくないし。可愛くもないんだ…
今まで、一度も男の子にモテたことないし…って、ヤダ…ごめん。あたし、なに言って「いいんじゃね」」



えっ…?いま、宮崎くんなんて?


「別に、大人っぽい女じゃなくてもいいと思うけど」


「へ?」


「男がみんな大人っぽい色気のある女が好きなわけじゃないぞ」



「えっ?そうなの?」


「そう。逆に、俺は大人っぽい女より…」



そう言いかけるとハッとした表情でまたシマッタというような瞳をしたあと


「そんなことより、何も他に言うことなかったら俺、もう帰るけど」


再び帰ると言い出した宮崎くんに慌てて


「ちょ、ちょっと待って!宮崎くん!」


呼び止めたあたしの口から出た次の言葉は


「友達に、なってください!」


だったんだ。




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