狼くんと放課後LOVE(仮)

心が痛いよう…。


カーテンを体にグルグル巻きにして、しゃがみ込んだ。


“また明日な”


だってさ。

明日なんて、どんな顔で酒井くんに会えばいいってのよ?

このままみの虫みたいになって、どこか地中深くに潜り込みたいよ。



窓から聞こえてくる恋人達の楽しそうな話し声が、余計に心を惨めにしていった。




< 4 / 236 >

この作品をシェア

pagetop