狼くんと放課後LOVE(仮)
第2章

恋人になるということ。


【莉子side】



「ただいまぁ…」


ボーっとした頭で家の玄関を開けたらエプロン姿のお母さんがいた。


「あら、おかえりー。きょうも遅かったわねぇ、なにやってたの?」



「うん…ちょっと…」



どうやって家に帰ってきたのか分からない。


まぁ、きっといつもみたいに通い慣れた道を通って帰ってきたんだろうけど


いつも見慣れた景色は、なぜか全く違った景色に見えたのはどうしてだろう?


頭の中がまだボーっとして体が自分の体じゃないぐらいフワフワしてる。


“ずっと好きだった”


“俺の彼女になって”


宮崎くんが突然変な事を言うからだ…。

こんなにおかしな気持ちになるのは…。


あれは…告白…だったよね?



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