狼くんと放課後LOVE(仮)
「で、なに?もう付き合うことになったんでしょう?」
瞳をキラキラさせながら聞く美穂にあたしは俯いて首を横に振った。
「なんで?付き合わないの?」
「うぅん。そうじゃなくって…まだ付き合うっていう段階までいってないっていうかさ」
「えぇ?どうして?」
「だって、あたし…まだ自分の気持ち宮崎くんに伝えてないから…」
なんで!?と聞く美穂に、自分の正直な気持ちを告げた。
一睡もしないで悩んだことや、見つけ出した自分の気持ちを。