狼くんと放課後LOVE(仮)

【大輝side】


莉子と付き合いはじめて2週間が過ぎた。


初めは、2人でいるとまだ緊張していて、少しぎこちなかった莉子の態度が



ゆっくりだけど最近、俺に慣れてきてくれているのか緊張が解れているのを感じて嬉しく感じた。



そして、気のせいか?


可愛くなった気がする。



「ねぇ、このアーティストって可愛いね」


いま流行りの曲を歌うアーティストのCDのジャケット写真を見せながら微笑み莉子。



「莉子の方が可愛いよ」


ボソッと呟いた瞬間、莉子の頬が真っ赤に染まって、同時に俺の頬も赤く染まるのを感じた。



「お、俺、あっち見てくる」


持っていたヘッドホンを渡して別のコーナーに移動した。



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