狼くんと放課後LOVE(仮)

帰り道。ずっと手を繋いで歩いた。


家が近くにつれて離れたくない気持ちが強くて、互いに繋いだ手を力強く握りしめた。



「寄っていかないか?」


あと5分であたしの家に着いてしまうという時。


見えて公園を指差して宮崎くんが言った。


「うん」


頷いて微笑むと、宮崎くんもニカッと嬉しそうに笑った。


それがまた特別な気持ちになれて嬉しかった。




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