悪魔の涙は天使の叫び
「あっ!?
ちょっ…」

その後は声が出せなかった。

だって…
顔が…あたしの顔が…
翔の腕の中にすっぽりとうまってしまったから…。

頭が真っ白になった。

何も考えられなかった。
あの時、
翔に初めて会った日のように…。


時間が止まってしまったんだ…。
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