Memory with you〜陽はまた昇り繰り返して逝く〜
3日後の12時10分前。


僕は待ち合わせ場所に一人立ってぼーっとしていた。


12時になってもまだ誰もやってこない。


それにしても僕はなにをやっているのだろう。


12時を過ぎた頃、明日香ちゃんがやってきた。


「こ、こんにちは!
あのぅ、さっき佳菜から連絡があって、佳菜たち急にこれなくなったんですけどどうします?」


佳菜にはめられた・・・。


「じゃあふたりでどこかに行きましょうか?」


僕は半分自棄になって歩き出した。


「あ、はい!」


彼女は嬉しそうに僕の後を追い掛けた。
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