Memory with you〜陽はまた昇り繰り返して逝く〜

更新

「にゃ〜ん」


目が覚めると先ほどの黒ねこが僕の胸に乗っていた。


「あれ?ここは?」


周りには誰もいない真っ白の空間が広がったこの場所は・・・。


「久しぶりだな!」


黒ねこがしゃべった!!


聞き覚えがあるこの声・・・。


「その声は・・・、もしかしてリアン・・・?!」


「ふふん、ようやく気付いたか。」


黒ねこは得意げに言った。


「だってこの前は人間の格好してたから・・・。」


「だから、あれは黒川だっていっただろ。」


頭が混乱する。


「俺たちは、現世に降りるとき誰かの身体を借りなければならいけないんだ。」


「それよりどうなってるの?!
俺また死んじゃったの?!」


「まぁまぁ、焦るなよ。」


黒ねこのまま淡々と喋るリアン。
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