Memory with you〜陽はまた昇り繰り返して逝く〜
「そんな!どうして?!」


するとリアンの口から信じられない言葉が飛び出した。


「自殺だよ。」


自殺・・・?


佳菜が自殺するって言うのか?


「そんなわけない!!」


「なぜそんなわけないと言えるんだ!」


いつもと違う雰囲気のリアンに僕は言い返せず黙ってしまった。


「人の心はな、見かけより脆いんだよ・・・。」


「だからと言ってなんで佳菜が自殺なんか・・・。」


「陽介、お前のせいだよ・・・。」


リアンは確かに僕に向かって言った。


「僕のせいで佳菜が・・・?」


「だから後悔するなと言ったんだ。」
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