マスク・ドール
「では行くか。ソウマ、マリーが戻って来たら、できれば来るよう伝えてくれ」
「御意に」
恭しく頭を下げるソウマに、マカは頷いて見せた。
「では行こうか。人形狩りに」
外に出ると、すでに闇の色に染まっていた。
赤い三日月が、四人を照らし出す。
「…最近、赤い月が多いわね」
目を細め、ルナが呟いた。
「赤き月は災いの表れとも言われています」
「カルマの言う通り、今回は危険でしょうね」
「ナオ、それはちょっと違うぞ。今回も、危険なんだ」
「それは当たっているわね」
ルナは苦笑した。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか…。とにかく負けは認められない。勝つだけだ」
「御意に」
恭しく頭を下げるソウマに、マカは頷いて見せた。
「では行こうか。人形狩りに」
外に出ると、すでに闇の色に染まっていた。
赤い三日月が、四人を照らし出す。
「…最近、赤い月が多いわね」
目を細め、ルナが呟いた。
「赤き月は災いの表れとも言われています」
「カルマの言う通り、今回は危険でしょうね」
「ナオ、それはちょっと違うぞ。今回も、危険なんだ」
「それは当たっているわね」
ルナは苦笑した。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか…。とにかく負けは認められない。勝つだけだ」