迎えに来た王子様!?
「ルミ・・。」


僕の手の中にある
宝石は悲しんでいる筈。


さっき君に見せた時、
凄くビックリするほど
輝いていたのに、
今は電気をつけても、
輝きを取り戻せない。


ルミと僕と、
一緒に気持ちになって
初めて見出せる、
宝石の本当の輝き。


「ルミ・・・。」


僕は宝石をぎゅっと
握り締めたまま、
ベッドで泣き叫んでいた。


明日から
祖国に帰ってしまう
俺にとっては辛い
毎日が続くだろう。
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