迎えに来た王子様!?
「どうぞ。」


私は車の中に入って
驚いた。


「凄い?」


「はい・・・。」


初めて乗るリムジンに、
声が上擦ってしまう。


「片山さん。」


「はい!!!」


私は背筋をピンと
伸ばして彼女を見た。


「緊張しなくっても
いいのよ?」


「けど・・・。」


緊張しない方が、
不思議です。


私の会っている相手は
社長のお母様だからだ。
< 109 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop