迎えに来た王子様!?
「一緒に暮らそう?」


「こんな私でいいの?」


「ああ。」


彼はぎゅっと私を
力強く抱きしめた腕を、
私は自分の腕を置いた。


「愛しています。」


やっと言えた言葉に、
私は胸のつかいが
降りた感触を持った。


「ルミ?本当?」


「うん。」


私の答えを聞いたのと
同時に私を自分の方に
向かせた。


彼と向き合う形で、
私は彼を見つめた。
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