迎えに来た王子様!?
「ヨーゼみたいな
金髪に憧れるよ。」


「ダメだ。」


ヨーゼは私の髪の毛を
少し持って、
自分の唇に当てた。


「こんな綺麗な髪の毛を
染めるなんてダメだ。


君には黒い髪の毛が、
一番似合うんだよ。」


私はヨーゼが言った言葉に、
逆らう事はせずに、
彼の胸に飛び込んだ。


彼は驚きもせずに、
私を抱きしめてくれる。


この瞬間が、
私にとっては一番の
安らぎの時間でもある。
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