迎えに来た王子様!?
お城の中に入ると、
全てのものが私を見つめている
感覚がする・・・。


「大丈夫だよ。」


「うん・・。」


執事の方が出迎えて、
私達はその人の後ろを
歩いていた。


緊張がピークに達して、
私の胃は苦しくなり、
吐く1歩手前だ。


そして一番大きなドアの
前で止まって、
向こうからドアが開いた瞬間
眩しく目を閉じた。


「ルミ?」


ヨーゼが私の耳で囁き、
目を開けると、
そこにはヨーゼにそっくりな
人が座っていた。
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