迎えに来た王子様!?
「そんな悲しい顔を
僕はさせないよ。」


彼の手は、
私の頬に触ってきた。


「僕の瞳には、
君しか写らない。


君に言いたいんだ。
君が僕の傍に
来てくれるんだったら、
買収した土地は、
ヨーゼに渡す。」


「交換?」


「ああ。


僕は君さえ手に入ったら、
他のものは要らない。
興味すらないんだ。」


私はこの後、
どの様に戻ったのか、
分からなかった。
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