迎えに来た王子様!?
私は応接室に通されて、
今までの経過を聞いた。


「そうなんですか。」


「元々この土地が、
担保に入っていたとは、
全く知らなかったの。」


園長先生は、
涙ながらに答えた。


私達の時代は、
園長先生のお父さんが
経営に携わっていた。


けど少子化の影響で、
年々生徒の数が減少していた。


「待機児童は多いのに?」


「幼稚園だと、
時間に制限があるでしょう?


保育園になると、
夜の9時、10時、
もしくは無認可保育で、
24時間営業をしないと
いけない時代なの・・・。」


園長先生は、
ため息を付いていた。
< 208 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop