迎えに来た王子様!?
「おや?
言えないのか?」


彼は私の顎を持って、
私を見つめてきた。


「君は一切
涙は似合わない女性だ。


ヨーゼといるから、
こんなに涙が出るんだよ?
意味分かっている?」


ここで手を出して
殴りたいけど、
手が出せないでいる。


だって・・・・。


園長先生を困らせる事に
なってしまう。


私は目を閉じると、
彼の息遣いで、
唇が近付いてるのは分かる。


心の中で謝った・・・・。


ごめん・・・ヨーゼ・・
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