迎えに来た王子様!?
「ルミ?」


「受け取って?」


ヨーゼは私の左手を持ち、
薬指に指輪を嵌めた。


あの宝石が、
月の光によって、
私達が初めて見た時と
同じ輝きをしていた。


「ルミ。
僕は君以外の人を
妃には要らない。


僕とっては、
初恋であり、
一生傍にいて欲しい。


僕と結婚して下さい。」


ヨーゼは膝を付いて、
私の左手にキスをした。



「はい・・。」


涙で溢れて、
それ以外の言葉が、
私には出てこない。
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