迎えに来た王子様!?
「大きい国だな。」


「うん。」


本当に大きな国で、
これから私は、
ヨーゼを支える妃として、
ここで暮らす事になる。


あの後、
ヨーゼは私の両親に
頭を下げた。


「スミマセンでした。」


何度も謝るヨーゼの姿に、
父も母も一切怒らなかった。


「留美は貴方の事を想って、
自分から進んでしたこと。


なにも貴方が決して、
悪いわけではないのよ。」


「そうだ。
君は留美を心の底から、
愛してくれてるんだから、
これから留美を、
愛してくれればいい。」


父と母の言葉に、
私とヨーゼは泣いた。
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