迎えに来た王子様!?
「ここは?」


「日本だ。」


「にほん?」


「ああ。
母上が育った国で、
俺との初めての出会いの
場所だ。」


彼は優しく教えると、
分かったのか分からないのか、
そんな顔をしていた。


あれからすぐ、
私は子供を妊娠した。


そして生まれていた
我が子は彼と同じ
ブルーの瞳だった。


彼の母みたいに、
静養で来たのではなく、
目的があってきた。



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