迎えに来た王子様!?
「紹介するよ。
松田明美さんだ。」


「いいよ・・・。」


私は断った。


「ちょっと留美?」


兄の新一は、
少し怒った声で言った。


「せっかく彼女が
お前に会いたいって、
待てってくれたんだぞ?」


「分かっているけど、
私の都合も考えて!!!」


私は八つ当たりをして、
兄や母は戸惑った。


「すみません。」


綺麗な声が、
私の心を締め付ける。
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