迎えに来た王子様!?
「何よ・・・。」


私の目から
溢れ出す涙・・・。


兄に恋人が出来ても、
はっきり言っておかしくは
ない・・・。


けど、
私は兄に対する気持ちは、
半端じゃない。


何故か兄を
好きになりたい自分と、
いつもポケットに入っている
宝石が私の心を惑わす。


「ヨーゼ。


貴方は一体何処にいる?
何故あの時、
離れてしまったの?


私は兄が好きなのに、
貴方を忘れる事さえ出来ない
中途半端な女だよ・・。」


私はブルーの宝石を
握り締めて泣いた。
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