迎えに来た王子様!?
「ルミ?」


「私は片山です。


幾ら社長秘書でも、
名前で呼ばないで下さい。」


私は怒りの声で言うと、
社長はじっと私を見つめていた。


「覚えてないのか?」


「何をですか?」


「昔の事。」


社長は静かに言った言葉に、
私は頷く事はしなかった。


「忘れたのか?」


「社長とは
1度も会った事はありません。」


私はおじきをして、
会議室から出て行った。
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