迎えに来た王子様!?
昔夜遅い時に、
怖い夢を見た時があった。


そんな時、
兄は手を握って一緒の
ベッドで眠った。


私は夜中目が覚めると、
兄はぎゅっと私の手を
握ってくれていた。


けど違った・・・


手の大きさや温もりが、
私の求めている手と
全く違っていた。


「お兄ちゃん。
本当にありがとう。


私はやはり、
初恋のヨーゼとお兄ちゃんを
重ねていたよ。


ごめんね。
我儘な妹で。
明美さんと幸せに。」


私は兄の頬にキスをして、
そのまま眠った。


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