迎えに来た王子様!?
月曜日に渡す筈だった。


ルミから聞いてきたら、
あの時の少年は、
僕だよっと言えたのに、
ルミは聞いてこなかった。


落とした事すら、
忘れているのかも知れない。


何も言ってこないルミを
見に行くと、
凄く落ち込んでいた。


「どうした?」


「社長!!!!!」


慌てた様子のルミに、
俺は落ち着かせた。


「何にも無い。


君が落ち込んでいたので、
ちょっと気になって。」


「すみません。」


ルミはペコペコと
謝ってばかりだったので、
横にいた同じ秘書の
ツジが庇ったのだ。
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