迎えに来た王子様!?
器用にドアを開けて、
靴も脱がずに、
そのまま部屋の中に入った。


いつも綺麗な部屋は、
誰かが掃除でもしている筈。


「嫉妬でも?」


「何でですか?」


社長はそのまま座り、
私は社長の膝の上。


「難しい顔をして、
今にも泣きそうな顔だ。」


「いいえ・・。」


私は否定をした。


それは
私と一緒に寝ても
必ずと言っていいほど
私を抱かない。


こんなに格好社長に
彼女の存在すら見えないのが
私には不思議だ。
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