Mr.アエナイ

なに、これ。

まさかね。

だってそんなことあるわけないじゃん。


夢だと思った。

夢だと思いたかった。

嘘だと信じたい。

いや、嘘だ。幻覚だ。

そう頭では考えても顔を背けられなかった。

恐いもの見たさだったのかもしれない。

今までの和のイメージが･･･

ショックだった。

私はこれを見ていないことにした。

そうしたかった。



周りでは昨日と同じように時間が過ぎていく。


あの時、私の中では新聞記事の言葉が気になってしょうがなかった。