イケメン学園~秘密の甘い恋~
「優那はある日家族で撮った写真を持ってきた。あいつはとってもいい笑顔で写っていた。正直、あんな幸せそうな顔を見ているのが辛かった。認めたくなかったんだ。あいつは俺たちから離れて幸せだったんだって。でも、まだ小さかった優那にはそんなことは話せなかった。だから・・・。」
「もういいよ!!!」
あたしは、つい大きな声を出してしまった。
「あたし・・・やっぱり愛なんて知らない。」
あたしはそう言って家を出た。
寮に入って、少し分かった気でいた。
でも、何一つ分かってなかった。
あたしの影でみんないっぱい悩んでんだ。
あたし、うぬぼれてた。
バカだなぁ・・・。