イケメン学園~秘密の甘い恋~
みんなの気持ち
「あれー?優那ちゃん、帰ってたんだ!!」
楓先輩がいつも通りの笑顔であたしに言った。
楓先輩の後ろには、賢吾先輩と潤先輩の姿もあった。
「迷惑かけてすみませんでした。もう、大丈夫みたいです。」
「そっか。よかったね。」
「はい!!」
あたしは、夕ご飯を作っているところだったので、また作り始めた。
「あのさ、優那。」
「はい?」
潤先輩があたしの横に立っていた。
「実は、俺・・・。」
言いかけた途端、あたしの肩にもつれかかった。
「じ、潤先輩?」
潤先輩は荒れた息でこう言った。
「熱あるっぽい・・・。」