イケメン学園~秘密の甘い恋~
「フツーにおいしいけど?」
「よかったー!!!」
安心した。
ここでまずいって言われたら正直へこむ。
今のノリてきに。
先輩は一気に食べ終わってしまった。
「優那、迷惑かけてごめん。」
「いえ、あたしも・・・。」
「ん?」
「あたしが、もし昨日いたら先輩が熱あることにも気づけてたかもしれない。そう思うと・・・苦しいです。」
自分を追い詰めていたあたしを見て、先輩は笑った。
「そんな自分追い詰めんなよ。優那が居ない間俺たち、自分のことは何でもやろうって目標立ててたくらいだし。だから・・・そんな困った顔見せてたら楓たち怒るよ?」
みんな、あたしのことそんな風に気遣ってくれてたんだ。
あたしに心配かけたらいけないって思ってたんだ。