イケメン学園~秘密の甘い恋~

先輩は、泣いていたあたしの頭をぐちゃぐちゃにした。

きっと、忘れろよっていう意味なのだと思う。


「潤先輩、大切な話ありがとうございました。」


「ん。みんなに大丈夫だって伝えて。」


「はい。」


あたしは、潤先輩の部屋を出た。


リビングに繋がっている廊下の角を曲がると


「わぁぁぁぁ!!!!!!!!」

「「「「うぉぉぉぉ~~~~~~~~~。」」」」


角には、寮のみんなが覗き見するかのように小さくなって座っていた。


「あの、何してるんですか?」

「いや~潤のこと心配でさぁ・・・。」

「それに、優那と潤の・・・。」

「「それは、言うな!!!!」」


何を言いたいのかはよく分からなかったけど、

とにかくみんな、潤先輩のことが心配なんだね。


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