イケメン学園~秘密の甘い恋~




沈黙が続く。


やばい、すごい焦ってる。


こんなことになるなら喧嘩なんかしなきゃよかった。


あたしは、一人で混乱した。



「わりぃ。」


へ?今・・・・?


「わりぃけど、俺のペアは大島しか考えられねぇんだ。それに、星野の気持ちには応えられない。」


「どうしてですか?蒼空くんが大島さんに謝るとでも?」


「・・・・あぁ。俺は、謝るよ。俺は、今まで自分の地位を守るために大会にがんばってきていたのかもしれないって気づいたんだ。大島が言ってたことが正しかった。あいつは、今そうとう悩んでるんだろうな。“自分が悪い”って追い詰めてる。だから、はやく行かねぇと。」


悪いのは、全部あたしなのに。

なのに・・・・。





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