現氏物語


ドアの前には


着物をきちんときた美胡が立っていた。




「何しにきたの。家には入れない」


「何もしない」




真面目な顔でいった。





大体俺だって女四人との約束をドタキャンしてきたんだ。



ここで入れてもらわなきゃ困る。



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