よ つ の は
「同じ…?
同じじゃないよっ! 俺は他の女の子とイチャついたりしてないからなっ」

「私だって、別にイチャイチャしてるつもりなんて無いもん!
だって、あくまでお芝居の演技じゃない!
私は これから女優を目指すんだよ?
そしたら、こういうのがお仕事になるんだもん。
私は 何も悪いことなんてしてないよ… 」


「そうだよな… これからサクラは、そうやって毎日毎日 他の男と恋愛ごっこを続けて生きてくんだよな。
じゃあ… もうこれ以上 俺たち 付き合っていけないよ…」


「―! 何で?! 嫌だよミヤビ!
私は いつだってミヤビが一番なのに!
ずっとミヤビと一緒にいたいのっ!
何でそんな簡単に別れるなんて言うの?!

…いやだょ ミヤビ
私…、私ミヤビと別れたくなんか無いのにっ!」

「しょうがないだろっ!
だったら 演劇部を辞めてくれよ!
サクラが本気で俺の事を大切だって思ってんなら、本当にそう思ってくれてるなら、その位の事できるだろっ!」


「―… そんな…
ひどい… ひどいよミヤビ…
ミヤビなら、私の夢 応援してくれると思ってた…
誰よりも 分かってくれるって思ってたのにっ!!」

―…プッ
ツー ツー ツー…




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