よ つ の は
「じゃあ決まりだなっ!
ほら、JACKの名前も 少し残してあるし。
ジャックとフォリックで“ック”ってところがカブッてるっしょ?!」

「お前…、それ後付けだろ…」

―…
「ま、まぁ何にしても 決まって良かっただろ?!
目標は、秋のライブ! …なっ?!」


こうして、俺とサクラは 正式に同じバンドとして 活動する事になった。

それからというもの、俺とサクラも 堂々と付き合う事が出来るようになり、今まで以上に 平和な毎日を過ごせるようになっていった。





― ジャララ ジャーン…
「よーしっ、じゃあ新曲は とりあえずこんな感じで!
あとは、もう少し肉付けして サクラの詞を乗っけるだけだなっ。
今日は この位にして、また明日つづきをやるって事で帰りますかね」

「おぅ、お疲れ… ってか、ほんとにお前等 最近は堂々と一緒に帰ってんだな」

「まぁね、もう隠す必要もないし、何より同じバンドのメンバーだからさっ!
じゃっ、お疲れー!」

―バタンッ!




「ねぇミヤビ… 私、ほんとに大丈夫かなぁ… 」

「え? 何言ってんのー 大丈夫! いまサクラが書いてる詞も見せてもらったけど、曲の雰囲気にバッチリ合ってるし!」
< 119 / 215 >

この作品をシェア

pagetop