よ つ の は
「なんだか カッコイイこと言ってるみたいだけど 簡単に言っちゃえば、どんな事でも 中途半端な気持ちでやってたら 上手くは行かないってこと!
本気で向かい合えば、どんな事だって成功するんだよ。
だから、何をやってても、不安に思ったり 心配になる事は 絶対にあるけど、自信持って前向きに頑張ってりゃ、必ず明日は来る…ってね!」

「ぅん、何だか自信もてそうだょ!
さすがミヤビだねっ、説得力あるなぁー。
それだけの文才が 私に少しでもあれば、もっと作詞もスラスラできるのにぃー」

「ははっ、別に説得力なんて無いよ。
ただ単に、屁理屈で回りくどい言い方なだけ。
だから作詞に向いてるわけじゃないんだよ。
サクラの独特の世界観の方が、俺のウンチクなんかよりよっぽど詞の世界には役立つって。
だから、サクラは もっと自信持っていいんだよ?」

「うん、ありがとうミヤビ!
ミヤビのおかげで、なんかいい詞が書けそうだょっ!」

「おっ、いいねぇ!
そのインスピレーションが大事なんだよねー。
よしっ、じゃあそのサクラの感覚が薄れちまう前に、今日は帰りますか!」

「ぇーっ それはそれで寂しいなっ…
もぅちょっとだけ、こうしてたいんだもん… 」
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