よ つ の は
「ぅん…! ミヤビ、ずっと私と一緒にいてね… 私ひとり置いて どこかに行っちゃイヤだょ… 」

「サクラ…
ぅん…、 あのさサクラ… 昨日の夜にもメールしたけど、ほんとは 今日 サクラに話したい事があったんだ…。
なぁ サクラ…、俺たち もう… 」

―…!
「いやっ! もうそれ以上 言わないでっ!
ミヤビが言いたいことは 分かってる…
でも その言葉は聞きたくないょ…
お願い、もう私 わがまま言ったりしないから…
ミヤビのこと 悩ませたり苦しめたりしないから…
お願いだから、別れるなんて言わないで…! 」

「… サクラ…。 ぅん、分かった。 もう言わないよ…。 これからもずっと一緒にいようなっ」

「ミヤビ… 」―





もし、本当に神様がいるのなら… 神様“ありがとうございます”。
こんな私に、最後の希望を与えてくれて… ミヤビとの明日を与えてくれて…

本当にありがとうございます…


ミヤビが こうして生きててくれること、 私がこうしてミヤビに会えること…
全ての幸せなことに、心から感謝します…



神様…、本当にありがとうございます。

そしてミヤビ…
私の側にいてくれて ありがとう…―







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