よ つ の は
「さ…、さすが部長さん…
ミヤビのこと、良く分かってますね… すごい!」

「ふふん、まぁね!
ミヤビの事なら、頭のてっぺんから 足の先まで、何でも知ってるよ!
まぁ、知らない事は 何も無いって感じ?!」

「は、はぁ… 」
な、なんか負けそぉー…


「ってわけだから、俺たちみんな 病院にはワザと行かないようにしてるんだよ!」

「そうだったんですかぁー 全然気づきませんでしたよっ。

あっ、でも私なんか ほとんど毎日行っちゃってますけど、本当はあまり行かない方がいいんですかね… 」

「ははっ、サクラちゃんは謙虚だなぁー。
俺がさっき言ったのは、ミヤビは他人に弱みを見せたがらないって言ったんだよ?」

「はい、ですから私も… 」

「サクラちゃん… ミヤビにとって、サクラちゃんは他人なのかなぁ?
…フフッ
いや、違うよね…“恋人” …でしょ?」


「部長さん… 」

「まぁ、そんなところだから…
俺たちの代わりに みんなの分も、ミヤビを元気付けてきてよねっ!」

「は…、はいっ!」




そっか… 確かにミヤビって どっかプライド高いとこあるからなぁー…

ふふっ…、恋人かぁ。
なんだか いい響きっ!***

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