よ つ の は
「よっしゃあぁ! 一発 カマシてやりますかぁ!!」

ワン、ツー、スリー、フォーっ!!…―









こうして…、 ライブは無事に成功を遂げ、私たちは ステージをおりた…。

「お疲れさまでした!
いやぁー、すごく良かったですよっ!
また是非、うちのイベントにも出て下さいねっ!」

「ぁ、はいっ! ぁりがとうござぃますっ!」


「しっかし、びっくりしたよねー! まさかあのタイミングで ミヤビが来るなんてさっ!」

「そうだな…。 お前、足は大丈夫なのかよ?」

「あーこれ? いやぁ、大丈夫じゃあ無いんだけどさ…
病院で、色々ひとりで考えててさ…

やっぱり俺、みんなの事 裏切れないよ…」

「ふん、なに一人でカッコつけてんだよ!
そんなヒマあったら… サクラちゃんとこ行ってやんな」

「ふっ、サンキュー 熊さん!」



「ぁっ… ミヤビ… 」

「ごめんな サクラ… 遅くなっちまって 」

「ぅうん、ミヤビ… おかえりっ…」

「うん、ただいまっ…」




ミヤビが来てくれた…

ミヤビが奇跡をおこしてくれた…

私にとって、やっぱりミヤビは かけがえのない人だよ…


ありがとう ミヤビ…





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