よ つ の は
「おーい、ごめんね お待たせ!」

「あっ、ミヤビ!
今年も一年、ありがとうございました! 来年もまた…」

「おいおぃ…、そのあいさつは まだ早くない?!」

「あっ、そっかぁ!
だってさっきからクラスのみんなと、こんなあいさつばかりしてたんだもん…」

「ははっ、サクラは ドジっ子さんだなぁ!」

「えへへっ!」


「なぁ、そう言えばサクラは もう旅行の支度は終わった?
サクラって、そうゆうの時間かかりそーだからなぁ…」

「ぅん…、私もそう思って 早めから支度し始めたんだけど…
なかなか荷物がまとまらなくて…」

「やっぱりね、そんなことだと思ったよ…」

「何回も整頓したんだょ? でも鞄に入ってくれないんだもん…
pi… ほら、これが鞄と荷物の写真だょ…」


「なっ…、なんだよこれ?! 本格的な旅行カバンじゃん! これって5泊分くらいの大きさあるよ?
そんな大きいカバンなのに全部入らないって…
何をそんなに持ってくつもりなの?」

「えーっ、必要最低限のものだけだょ?
着替えでしょ? 歯ブラシでしょ? パジャマでしょ? 枕でしょ? あと、寝る時に いつも抱っこしてる うさちゃんのヌイグルミと…」


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