君と出会って
「里奈がきもいってお前わかってんじゃん」


周りにいる女子達だった。

亜由美もそのグループに入っていた。


「ねー!うちら気が合う?!いっしょに里奈いじめないー?」

「俺いじめとかめんどくさいやつしないから」


即答で答えた。


「木下!やっぱお前里奈のこと好きなんでしょ!」

「はぁ?!なんでそうなるんだよ。ってか亜由美、里奈のこと嫌いなの?」

「うん。で、里奈は?」




「ここに・・・いるよ」



小さく、よわよわしい声が聞こえた。

僕は何をしたらいいかわからなくなってその場でつったっていた。


「ぷっ、何あの声~、ぶりっ子かよ!」

「心配してもらいたいんじゃないのぉ~」

「え~無理でしょ~」





「ごっごめんなさい・・・!」


里奈はそう言うと廊下へ飛び出していった。
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