君と出会って
戻ると皆もう給食を取りに並んでいた。

とりあえず僕も並ぶ。


「2組の真由ってやつちょーうざくない?!」

「わかるわかる!ちょーきもいしー!」


最近こんな会話が教室のあちこちから聞こえてくる。

まぁ別にいいけど。

僕は背後に並んでるやつが気になったので後ろを振り返った。


「・・・・。」


里奈・・・

よくくるな・・・



「あのー・・・さっきは本当にごめんね・・・舌打ちしてたから・・・」


はぁ~・・・

めんどくさいやつ。


「どうでもいいけどさ、もう俺にかかわんないでくんない?はっきり言って迷惑だからさ」


皆の笑い声が聞こえた。

俺そんなに大きい声だしたっけ・・・?

気がつけば背後から里奈が消えていた。


「里奈がきもいってお前わかってんじゃん」


周りにいる女子達だった。

亜由美もそのグループに入っていた。

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