夢未来

「でも、よかった・・・・。」
「何がですか?」

「私咲月くんに嫌われたのかと思って、だってだって、いきなり男の子に好きなんて言われた事無いから、からかわれてるのかと思ったらつい・・・。」

「先輩、それで・・・。
俺、からかってなんてないですよ!本気で好きなんです。入学の時、覚えてますか。先輩が必死で高一のやつらから、友達守ってる時、俺、この人をずっと守りたいって思ったんです。」

「う、う、うわーん」

「先輩!?ど、どうしたんですか!!!!」


「だ、だってぇー、咲月くんが私の事そんな風に思っててくれたなんて知らなくて、なのに私。酷い事たくさん言って。」

ギュッ
「きゃっ!?」

「先輩泣かないで、俺あなたを守りたいんです。だから泣き顔なんて見せないで下さい。あなたには笑顔で居て欲しいんです、それは俺にとっても支えになるから、」

「うん・・・。ありがとう。」

「改めて言うと恥ずかしいですね」

「あはは、でも咲月くんらしいよ。」

「あー!小説まだ書けてないよー!」

「物語なんですから、綺麗な言葉なんて書かなくて良いんですよ。
先輩の言葉でいいんです。先輩らしく書けばいいんです。」


「うん!よぉーし頑張るぞ〜!」


咲月くんのアドバイスもあって、無事完成。
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