囚われた兎①
「ピーピーうるせぇやつ」




あ~もう!! なんなのよこの人!! ほんと失礼な人!!




あたしは怒りを隠せず美形少年を少し睨んだ




「いいかげんにしろ、翔。 ごめんね漆ちゃん、失礼なことばかり」




王子様があたしに向かって頭を下げた




「い…いや! 別に! 気にしないでください!」




あたしも頭を下げた





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