囚われた兎①
「ぷっ お前まで頭下げてどうすんだよ」




美形少年は顔を少し手で隠して笑った




「もう! さっきらからなんなのあんたは! いいかげんに……!?」




そういいかけたとき、誰かに後ろから抱き締められた




「お姉ちゃんだー!」




だ…誰!?




「蓮、漆ちゃんが驚いてるから離してやれ」




王子様がそういうと抱き締められていた腕がはずされて、あたしは後ろを向いた





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