GAMEスリップ
「どうした!?」
俺たちは台所らしきところへ向かった。
そこには砕羽ともう一人、知らない男が立っていた。
「おぉ?3人もいるじゃねえかよォ。こりゃあいい。全員ブッ殺してやる。」
相手は弓を持ってるのでおそらくアーチャーだろう。
別に大してレベルは高くなさそうだ。
「うわ、レベル低そう…」
夏はつぶやいた。もちろん相手に聞こえないように。
「ちょっと遊んでみるか♪」
俺はとりあえず全員に相手の攻撃を無効化するスキルを使った。
「おいおい…そんなんで俺に勝てると思ってんのかァ!?」
弓を打ってきた。別に無効化になるんだからぜんぜん効かない。
俺が皆にかけたスキルがきれた。と同時に矢が俺のほうに飛んできた。
ドスッ
少しだけ痛みが走った。
…少しだけ?
おかしいぞ。
かなり重い音が響いたのに少し…?