GAMEスリップ
あ、そっか。レベルが違いすぎて全然HP減らないのか。
「大丈夫か!?はああっっ!」
夏はそいつに向かって剣を振り下ろした。
といってもスキル使わずに通常攻撃。
「う、うわあああああっ!」
通常攻撃だが、レベルが違いすぎて相手はかなりHPが減った。
俺らはできれば人を殺したくないという考えだ。
夏もそれ以上攻撃はしなかった。
「ゆ、許してくれっ、お願いだ・・・!謝る!謝るから、許してくれえええええ!!!!」
男は絶叫した。
死の淵に立たされたのだ。怖いのも同然だろう。
「…今後絶対俺らの目の前に姿を見せるんじゃねえ。」
俺が言うと男はぶんぶんと首を縦に振って逃げて行った。