GAMEスリップ
二人とも必死に場を和ませようとしてくれてる。その姿に私の恐怖は無くなっていった。
「あははっ、やっぱりこの三人がいいなぁ…」
「砕羽はそればっかりだよなぁ」
ははっ、と夏は笑う。
この不思議な世界に来る前にも私はこのことを言っていた。
「うん。だって本当に楽しいんだよ。」
「まぁ俺も思うけどさ」
と言った時雨に続いて「俺もー」と夏が言った。
「なぁ、これからどうするんだ?」
夏が真剣な顔つきで言った。
「そうだね…いつ殺されてもおかしくないんだよね。」
「まぁそうだな。3人全員で寝てたりした日にはおしまいだな。」
「でも低レベルのやつが襲い掛かってきても怖くはないんだがな…」
私は考えた。
どうにかほかの人たちを仲間にできないだろか。
でもおそらく仲間になんてなってくれはしないだろう。
これから、きっと想像を上回るくらいの殺し合いが始まるのだろう。